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用語集
アルファベット(A~Z)
ひらがな(あ行)
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用語集

アルファベット【A~Z】

■ADR(Adverse Drug Reaction)
副作用
■AMED(Japan Agency for Medical Research and Development)
国立研究開発法人 日本医療研究開発機構
2013年6月に閣議決定された「日本再興戦略」には、医療分野の研究開発の司令塔機能を備え、一元的な研究管理、研究から臨床へのスピーディでスムーズな橋渡し、国際水準の質の高い臨床研究・治験を確実に遂行できるシステムの構築等を活動の基本に置いた独立行政法人の創設が盛り込まれました。
2014年5月に「健康・医療戦略推進法」および「独立行政法人 日本医療研究開発機構法」が成立し、同年7月、健康・医療戦略推進本部において「健康・医療戦略」、「医療分野研究開発推進計画」など、これらの施策を進めていくための基本方針が取りまとめられました。そして、翌2015年4月、国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(Japan Agency for Medical Research and Development, AMED)が設立されました。
■CAPA(Corrective Action and Preventive Action)
是正措置・予防措置
■ CMO(Contract Manufacturing Organization)
医薬品受託製造機関
企業の委託を受け、医薬品製造を代行する機関。
■CDMO(Contract Development Manufacturing Organization)
医薬品受託製造開発機関
企業の委託を受け、医薬品製造のみならず開発まで代行する機関
■CRA(Clinical Research Associate)
治験モニタリング担当者
■CRC(Clinical Research Coordinator)
医療機関に派遣され、患者に対し治験の説明を行ったり、治験のスケジュール管理、各種データの収集・管理などを行う者を言う。
CRCの業務は、治験依頼者との調整、同意文書・説明文書の作成支援等、治験の準備を行う。
■CRO(Contract Research Organization)
開発業務受託機関
企業の委託を受け、医薬品開発業務の一部を代行する機関。治験の場合には製薬会社の依頼により、患者さんの基本条件の確認や治験をおこなう病院の紹介などの治験初期の申し込みセンター業務なども受託する。
■DDS(Drug Delivery System)
目的の患部に集中的に必要な量のくすりを必要な時間だけ作用させる
■DM(Data Management)
データマネジメント
■EMEA(European Medicines Agency)
欧州医薬品庁
■FDA(Food and Drug Administration)
食品医薬品局(米、DHHS)
■GCP(Good Clinical Practice)
医薬品の臨床試験の実施の基準
■GMP(Good Manufacturing Practice)
医薬品の製造管理及び品質管理に関する基準
■GQP(Good Quality Practice)
医薬品、医薬部外品、化粧品及び医療機器の品質管理基準
■GVP(Good Vigilance Practice)
製造販売後安全管理基準
■IC(informed consent)
インフォームドコンセント。具体的な治療法について医師からくわしい説明を受け、相談しながら治療を受けること。
治験においては、治験を受ける被験者は担当医師から治験とその必要性についてくわしく説明を受け、被験者の文書による同意が義務づけられている。この文書による同意をインフォームド・コンセントという。
■ICH(International Conference for Harmonization)
医薬品規制のハーモナイゼイション国際会議
(International Conference on Harmonization of Technical Rrequirements for Registration of Pharmaceuticals forHuman Use)
医薬品の承認申請に関る科学的データの作成について日米欧の共通ガイドラインを作成することを目的とするプロジェクトです。
■ISO(International Organization for Standardization)
国際標準規格団体
■JP(Pharmacopeia of Japan)
日本薬局方の略
■MR(Medical Representative)
医薬情報担当者
■OTC(Over The Counter Drug)
医療用医薬品(医師の処方箋がないと買えない医薬品)に対して、医師の処方箋がなくても薬局薬店で買える一般用医薬品(大衆薬)
■ PIC/S(Pharmaceutical Inspection Convention/Scheme)
The Pharmaceutical Inspection Convention and Pharmaceutical Inspection Co- operation Scheme

医薬品製造査察の相互承認に関する協定(GMP相互査察協定)PIC 及び 医薬品製造査察共同機構 PIC-Scheme あわせてPIC/Sと呼ぶ。
国々と医薬品査察当局間において、GMP分野で積極的かつ発展的に協力するふたつの国際的な機関です。
もともとはPICだけだったのですが、各国のGMPが異なるため、PIC Schemeが必要になった。
■PMDA(Pharmaceuticals and Medical Devices Agency)
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
平成13年に閣議決定された特殊法人等整理合理化計画をうけて、国立医薬品食品衛生研究所医薬品医療機器審査センターと医薬品副作用被害救済/研究振興調査機構及び財団法人医療機器センターの一部の業務を統合して独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づいて設立された。
■PMS(Post-Marketing Surveillance(system))
市販後調査(制度)
市販後に多くの患者さんに使用されてときの安全性や有効性などの情報を集め、それを分析・評価して医療機関になどに伝えること
■QC(Quality Control)
品質管理
■QMS(Quality Management System)
品質管理監督システム
■SMO(Site Management Organization)
治験施設支援機関、治験施設管理機関
■SOP(Standard Operating Procedure)
標準業務手順書

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【あ~お】

■安定剤
薬剤の変質防止や品質向上のための添加物。しばしば向精神薬の通称ともされる
■一般用医薬品
大衆薬、OTC
■医薬情報担当者
MR(Medical Representative)と呼ばれる製薬会社の学術宣伝員。以前はプロパーと呼ばれていた
■医薬部外品
体臭・あせも・ただれ・脱毛防止剤、歯磨剤や蚊、ハエの駆除剤など人体への作用が緩和な薬品で薬事法の適用を受けるが販売は自由
■医薬分業
医師の診療から調剤を分離し、医師と薬剤師の職能をより有効に発揮させる制度
■医療用医薬品
医師、歯科医師よって使用され、処方される医薬品
■インジェクション
injection:注射
■インターフェロン
遺伝子の指示により作られる蛋白物質で、ウイルス性の疾患に利用される
■インフォームド・コンセント
informed consent:説明と同意の意味で、医師と患者が充分な話し合いと理解を経て診察や治療が遂行されること
■オーファンドラッグ
希少疾患の治療薬。採算が取れないため製薬会社が開発・製造しないので、近年になって許認可を優先するなど、国の支援策がとられるようになった。
■オーラル
oral:経口剤、内服薬

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【か~こ】

■外用薬
皮膚、体表に近い粘膜に用いる薬剤。軟膏、スプレー、トローチ、点眼、点鼻、坐剤など
■化学療法
感染症の原因菌に直接作用する化学物質を用い、殺菌・増殖を抑制し治療する
■カット生薬
使いやすいように刻んだ生薬。大きさによって粗切、中切、細切がある
■カプセル
粉末、顆粒、液状の薬物をゼラチンで封入したもの。軟カプセル、硬カプセルがある
■カルシウム拮抗剤
筋肉細胞のカルシウムの機構に作用し、血管を拡張したり、心筋の痙攣を抑える。高血圧症、狭心症の治療薬など
■感覚器官用薬
主に視覚、聴覚、嗅覚関係の病気に用いる薬
■冠拡張薬
心臓に酸素や栄養を供給する冠動脈を拡張させる。狭心症、心筋梗塞治療
■含嗽剤
うがい薬
■基剤
軟膏、坐薬などで、有効成分ではなく形状の基となる薬剤
■拮抗作用
2種以上の薬を併用し、一方または双方の薬効が減弱したり消失したりする
■偽薬
医薬品の臨床試験で、暗示効果を排除するために用いる薬理作用のない薬(プラセボ)
■協力作用
複数の薬物を併用したとき、各々の薬物の作用が協力的に増強される
■局方品
日本薬局方に収載された医薬品
■禁忌症
ある薬物を投薬することで症状を悪化させる病気
■経過措置品目
薬価基準から削除されたもので、1年間かぎりは保険の適用が為される
■劇物
毒物より毒性は少ないが、作用の激しい物質で医薬品ではないもの
■劇薬
劇性が強いものとして厚生労働大臣が指定した医薬品
■下剤
腸に刺激を与えたり便を軟化させ排便を促す薬。(類)瀉下剤
■血液製剤
ヒトの血液を原料として製造された各種薬剤
■血管拡張剤
冠血管や末梢血管を拡張させ、血圧を下げたり血流を増加させる
■血管強化剤
毛細血管の抵抗性を高め、皮膚溢血を防止する。ルチン、ビタミンC
■血管収縮剤
血管を収縮させることで血圧を上げたり、局所の充血を取り除く
■血中濃度
内服、注射などで投与された薬物が血液中で示す濃度
■原因療法
病気の原因となるものに直接作用し、排除、駆逐する。化学療法など
■健康食品
明確な定義はないが、食品と医薬品の狭間にあって健康を期待する商品
■降圧剤
高血圧症に対して血圧を下げるための薬物
■降圧利尿剤
降圧剤のなかで、利尿を図り血圧を緩和に下げる
■向精神薬
精神機能に作用する薬
■抗生物質
微生物が作り出す化学物質で、他の微生物などの発育、増殖を阻止、抑制する
■後発医薬品
新薬の特許期間の終了後に承認される同種同効の医薬品。(類)ゾロ品、ジェネリック
■抗ヒスタミン剤
アレルギーを引き起こすヒスタミンに拮抗的に働き症状を緩和する
■固形注射剤
化学的に不安定な注射薬を乾燥保存し、用事溶解したり懸濁させて用いる

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【さ~そ】

■剤形
医薬品の最終的な投与形態。散剤、カプセル剤、錠剤、注射剤など
■再評価
医薬品が市販された後、効能、効果、安全性などを再度評価する薬事法の制度
■坐剤
医薬品を基剤に均等に混和し、一定の形に仕上げたあと、肛門や腟に適用する
■サプリメント
栄養補助食品
■ジェネリック薬
新薬の特許期間の終了後に承認される同種同効の医薬品。(反)ブランド薬
■持続性薬剤
体内で長時間薬効が続くように工夫された薬剤
■脂質代謝改善剤
動脈硬化の原因となる脂質代謝異常を改善する。(類)抗脂血症剤
■止瀉薬
下痢を止める薬。(類)整腸薬
■指定医薬品
薬種商が販売、貯蔵、陳列してはならない医薬品
■試薬
医薬品の定性・定量分析や診断のための検査に用いられる薬品
■習慣性医薬品
催眠剤など。「注意、習慣性あり」の表示が為される
■腫瘍マーカー
健康状態の時にはほとんど見られない微量物質で、腫瘍によって合成される
■循環器官用薬
心臓、血管系疾患に用いる。血液そのものや造血臓器系は含まない
■昇圧剤
血管運動神経末端を興奮させて血圧を上昇させる
■消炎酵素剤
蛋白分解酵素を成分とし、炎症部の細菌や壊れた細胞を分解し代謝を改善する
■常温
日本薬局方の規定では、15~25℃の範囲
■消化器官用薬
胃腸薬。消化管や消化液を分泌する付属器官の機能を促進する
■消化酵素剤
炭水化物、蛋白質、脂肪など食物の消化を助けるための酵素
■滋養強壮剤
栄養補給、体力増強、体質改善などを目的とした薬
■錠剤
医薬品を一定の形状に圧縮したもの。糖衣錠、コーティング錠、発泡錠など
■生薬
動植物や鉱物など天然の資源を乾燥、加工し薬として利用する
■処方せん
医師が患者に投与する医薬品の指示文書
■自律神経剤
交感神経、副交感神経に対し、興奮、抑制、遮断などのメカニズムで作用する薬
■シロップ剤
薬物に糖類や甘味料、香料、着色料を加え服みやすくし、主に小児に用いる
■再審査制度
医薬品の承認後も使用成績の調査を継続し、6年後に安全性の再確認を行う
■睡眠誘導剤
中枢に作用し自律神経や知覚の刺激を遮断することで睡眠をもたらす
■ステロイド
化学構造上、ステロイド核を持つ物質。一般には副腎皮質ホルモンを指すことが多い
■制癌剤
悪性腫瘍の増殖抑制、治療に用いられる薬剤
■制酸剤
胃液の酸度を調節し、胃酸過多や潰瘍を治療
■精神安定剤
感情の高ぶりや緊張、不安を緩和する。(類)トランキライザー
■精神神経賦活薬
抑うつ状態を緩和し、抑制された機能を高める
■精神神経用薬
てんかんを除く精神病や精神神経障害に用いる薬
■生物学的製剤 ワクチン
治療血清、抗毒素、血液製剤、診断用抗原など
■舌下錠
舌下部で溶解させ、口腔粘膜から速やかに吸収させる。ニトログリセリン錠など
■セファロスポリン
広範囲の抗菌作用を有する抗生物質。
■造影剤
X線が透過しにくい性質を利用し、臓器や血管に注入後撮影する検査薬
■造血剤
赤血球を増加させる。鉄剤、コバルト、B12、葉酸などの貧血治療剤
■総合アミノ酸製剤
蛋白質の補給を目的とし、必須アミノ酸を配合
■総合胃腸薬
胃腸疾患に広く適応するように健胃・消化・制酸・整腸剤などを配合
■総合感冒剤
感冒の症状に広く適応するように解熱・鎮痛・鎮咳・去痰剤などを配合
■総合ビタミン剤
多種類のビタミンを配合した内服、注射などの薬剤
■相互作用
2種以上の薬を併用した場合、その効果が増強又は減弱する
■素錠
糖衣やコーティングを施す前の錠剤。(類)裸錠
■ゾロ新
すでに市販されている医薬品に少し改良を加えただけの新薬

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【た~と】

■第3世代抗生物質
セフェム系抗生物質のことで、第2世代よりさらに強力な抗菌作用を持つ
■代謝拮抗剤
がんの代謝物質に似た物質を代謝過程に作用させ増殖を阻止する
■代謝性医薬品
代謝機能の回復、増進を図る。ビタミン・滋養強壮剤など
■大衆薬
一般用医薬品。(類)OTC薬
■第2世代抗生物質
第一世代はグラム陽性球菌や大腸菌に有効だが、第二世代は緑膿菌以外のグラム陽性桿菌に有効
■治験薬
動物実験などの前臨床試験を終え、次に薬効、安全性、投与量などの臨床研究の目的で被験者(ヒト)に用いる薬
■注射用粉末
抗生物質など不安定な薬品は、粉末の状態でアンプルに封入し、用時注射用蒸留水などで溶解する
■腸溶錠
胃では溶けず腸へ入って始めて溶けるよう皮膜を施す。(類)エンテリック・コーティング
■鎮暈剤
酔い止め薬。嘔吐中枢やCTZ(化学受容体引金帯)を抑制する
■鎮咳去痰剤
咳の発作を抑える薬物と痰の排出を促す薬物。各々の薬理作用は異なるが治療上配合剤として用いることが多い
■チンキ
生薬をエタノールで抽出し製造した液剤
■鎮痙剤
消化管の平滑筋の痙攣発作を抑制。アトロピン、パパベリンなど
■鎮静剤
大脳中枢の異常興奮をしずめる
■鎮痛剤
中枢神経に作用して疼痛の緩和や遮断をする
■鎮吐剤
嘔吐の原因となる各種の刺激を抑制する
■低用量ピル
ステロイド系女性ホルモン(卵胞・黄体)を含有する低い用量の経口避妊薬
■定量法
医薬品の組成、含有量や単位を物理的、化学的、生物学的方法で測定
■適応外使用
医薬品をその適応以外の効能・効果を期待して用いる
■点滴
栄養補給、輸血のため、高所の容器からチューブを通して静脈に液を滴下する
■添付文書
能書。用法用量、効能効果、使用上の注意などが記載される
■糖衣錠
飲みやすくしたり、成分の安定化のため外側を糖類で包んだ錠剤
■凍結乾燥
生物学的製剤や酵素製剤などを減圧、凍結させ乾燥
■特定疾患
原因も治療法も不明な難病のうち、厚生労働省が国費で研究の対象に指定
■塗布剤
医薬品を水、エタノール、グリセリン、植物油などに溶解、混和し皮膚、粘膜に塗布する液剤
■ドライシロップ
主薬に糖類などを加え顆粒状にし、用時溶解しシロップ剤とする ドラッグ
■トランキライザー
精神安定剤
■ドリンク剤
滋養強壮剤、ビタミン剤などの液剤
■トローチ
医薬品を一定の形状に固め、口中に含んで徐々に溶解する

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【な~の】

■内服薬
経口的に服用し、有効成分が胃や腸管から吸収される
■生ワクチン
菌やウイルスを生きたまま弱毒化して用いる
■軟膏剤
油脂や樹脂など稠度を持たせた基剤に医薬品を練りこみ皮膚に塗布する外用薬
■日薬
日本薬剤師会
■日局
日本薬局方
■日本薬局方
医薬品のうち、特に重要かつ繁用されるものについて品質の適正を図るため国が定めた規格書
■乳化剤
乳剤の製造、安定化のための界面活性剤

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【は~ほ】

■バイアル
ゴム栓で封をし、注射針を出し入れすることで薬品の分割使用が可能な注射用容器
■バイオワクチン
遺伝子組換法によって製造されたワクチン
■配置家庭薬
販売員が家庭を訪問し、一定の医薬品を預け、次の訪問時に使用した分の代金を精算する。(類)置き薬
■排卵誘発剤
排卵のない女性に排卵を起こさせる
■パイロジェン
注射液に混入した不純物で、体内に入ると発熱の原因となる
■発汗剤
皮膚汗腺の機能を亢進させ汗の発散を促す。アスピリン、葛根湯など
■パッチテスト
貼付試験。微量の薬物や抗原を皮膚に貼り付けアレルギー反応を見る
■パップ剤
医薬品の粉末と精油成分を泥状に練って用いる外用剤。(類)湿布剤
■発泡錠
有機酸と炭酸水素ナトリウムを含有するため水に溶解すると炭酸ガスが発生する主薬の溶解性を高め、清涼感を持たせた液剤
■繁用医薬品
薬価基準収載の医療用医薬品のうち病院、診療所で頻繁に使用される700~1500品目の薬剤
■ピカ新
新医薬品の中でも特に独創的で有用性が高い
■皮下注射
少量の注射液を皮下組織に注射し、毛細血管やリンパ管から吸収させる。経口投与の約1/2量で同様の効果が期待できる
■ヒスタミン
蛋白質であるヒスチジンの分解で生じるアミノ酸でアレルギー反応や炎症に関与
■非ステロイド系抗炎症剤
ステロイド系である副腎皮質ホルモン剤の副作用を防ぐために登場した抗炎症例
■ビタミン
生体を維持するために必要な微量物質で脂溶性と水溶性ビタミンに大別される
■皮膚刺激剤
皮膚に塗布し知覚を興奮させたり充血を促す。トウガラシチンキ、カンタリスなど
■皮膚軟化剤
いぼ、魚の目、たこなど皮膚の角質が異常に増殖したものを軟化、溶解し除去剤
■非麻薬性鎮咳剤
麻薬性鎮咳剤の副作用である呼吸抑制、催吐、便秘などを避けるための鎮咳
■表面麻酔
局所麻酔薬を皮膚や粘膜面に塗布、噴霧して麻酔する
■ファーマシー
pharmacy:薬局
■不活化ワクチン
病原菌やウイルスを培養後、殺菌し免疫抗体だけを温存する。狂犬病、日本脳炎コレラ、インフルエンザなど
■抑制剤
副交感神経節の神経伝達機能を抑制する
■複効錠
持続性を持たせるため、溶解速度を変えて多層化した錠剤の各層に医薬品を配合
■賦形剤
主薬の量が少ない場合に形や重量を保つため添加する。乳糖、デンプンなど
■普通薬
厚生労働大臣が指定する毒劇薬、麻薬、覚せい剤など規制を要する医薬品以外のもの
■プラシーボ
placebo:偽薬
■ブランド薬
商標名で流通する特許期間中の医薬品。(反)ジェネリック、ゾロ
■プロトコール
治験計画書
■プロドラッグ
それ自体は薬理活性を示さないが、生体内で代謝されて活性を示す
■崩壊剤
胃液中での崩壊を促進させるため錠剤などに添加する
■放射性医薬品
放射線を放出する性質を利用し、治療や診断に用いる
■膨張性下剤
腸の内容物を膨張させ、生理的に排便反射を促す。(類)膨満性下剤

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【ま~も】

■マイナートランキライザー
緩和な鎮静作用と筋弛緩作用を持つ精神安定剤で、神経症や不安・緊張症状の改善に用いる
■マクロライド系抗生物質
構造に大きなラクトン環を持つ抗生物質。エリスロマイシンなど
■麻酔前与薬
麻酔薬との併用で麻酔効果を高めたり、不安の軽減のために投与
■麻酔薬
全身麻酔→中枢神経系に選択的に作用し機能を抑制し痛覚の感受性を減退させる
局所麻酔→局部の知覚神経末端を麻痺させる
■末梢血管拡張剤
末梢循環障害による血行不良を改善するため細動脈を拡張し血流を増加させる
■麻薬
中枢神経を麻痺させ陶酔感を伴い強い麻酔・鎮痛作用があるが、連用すると耽弱
■麻薬拮抗剤
麻薬の麻酔鎮痛作用には影響を与えず、呼吸抑制作用にのみ拮抗する
■麻薬性鎮咳剤
コデインなど、鎮咳剤として使用される麻薬
■未収載医薬品
保険医療に用いるためには医薬品の製造承認を受けた後、薬価収載されなくてはならない。収載前に販売する場合は未収載の表示をする
■メジャートランキライザー
強力な精神安定剤で、精神分裂病、躁鬱病などに用いる
■免疫賦活剤
癌細胞の発育を免疫学的に抑制したり、生体の免疫力を高めるための薬剤
■免疫抑制剤
臓器移殖などの拒絶反応防止に用い、生体の抗体産生を抑制する

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【や~よ】

■薬剤
医薬品を調剤したものや錠剤、注射などの投与形態に加工したもの
■薬剤学
薬学の一分野で、医薬品の調剤、製剤など技術上の諸問題を研究
■薬剤耐性
感染した病原体が特定の抗生物質や化学療法剤に抵抗力を持つ
■薬事関係法規
薬事法、薬剤師法、毒劇物取締法、麻薬取締法など薬に関連する法律
■薬事法
医薬品の安全性、有効性、品質を保持するための基本法
■薬種商販売業
都道府県知事が店舗ごとに認定又は試験して許可する医薬品の販売業で指定医薬品以外の取り扱いはできるが分割販売はできない
■薬価基準
保険医療で使用される医薬品の価格
■有効成分
医薬品に含まれる成分のうち、ある薬効を期待して配合された主薬と補佐薬
■輸液
静脈内に点滴などで注入する溶液。電解質、糖質、アミノ酸、人血漿など
■要指示薬
医師の処方箋や指示によらなければ適切な効果が発揮できず、危険性さえある医薬品。厚生労働大臣が指定し規制が為されている

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【ら~ろ】

■裸錠
医薬品に賦形薬や結合剤、防腐剤、滑沢剤などを加え打錠したもので、これに糖衣をかけたりフィルムなどをコーティング加工する。(類)素錠
■力価
抗生物質や生物学的製剤などにおける一定の生物学的作用を示す量
■リニメント剤
皮膚にすり込んで用いる液状又は泥状の外用剤。(類)擦剤
■利尿剤
尿量を増加させ浮腫や体内の水分貯留を改善する
■冷所
日本薬局方で、15℃以下の場所
■ローション剤
医薬品を水性液中に微細均等に分散させ皮膚に塗布する外用液剤
■和漢薬
日本で古くから用いられた草根木皮と中国伝来の漢方を折衷した呼称

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【わ】

■ワクチン
各種伝染病の病原菌やその毒素を殺菌又は弱毒化して製造。生体に接種して免疫抗体を与える。死菌、生菌、トキソイドの3種がある

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